「たった10分のズレ」で怒鳴ってしまうママへ

“子どもの食事が遅い”
本当の理由

「また今日も…言ってしまった」

時計を見て、ため息。
もうすぐ保育園の準備もしなきゃ。

でもテーブルの向こうでは、
3歳の息子がスプーンを持ったまま、
空を見上げている。

「ねぇ、早く食べなさい」
言った瞬間、自分の声が耳に残る。

…ああ、まただ。

こんな言い方、したくなかった。
「今日こそ穏やかに」って思ってたのに。
でも、イライラは止まらなかった。

どうしてこんなに、余裕がないんだろう…

本当は、怒りたいわけじゃない

子どもの食事がゆっくりなのは、よくあること。
それくらい、頭ではわかっている。

それなのに、
どうしてこんなにイライラしてしまうのか。

・朝の登園前
・夕食後の片付けや洗濯
・寝かしつけの準備

…1日を回すだけで精一杯。

「ゆっくり食べたいんだよね」
わかってる。わかってるけど…

『この時間がズレると、すべてが押してくる』

という現実に、
気持ちの余裕が削れていくんですよね。

イライラの原因は
「子ども」じゃなかった

結局、夕方にはぐったり。

子どもが食事に時間をかけるたび、
「また遅くなる…」と心がざわつく。

自分の時間なんて、まるで存在しない。
誰かのために動き続ける日々。

それでも、

「私がやらなきゃ」
「母親なんだから」

そうやって、自分に言い聞かせてきた。

誰にも文句を言えない自分が、
いちばん苦しかった。

それは短気ではなく、
心が限界を出しているサイン

ある日、友人がふとこぼしたことがある。

「私、短気すぎるんだよね…」

するとわたしは、少し間をおいてこう言った。

「違うよ。それ、がんばりすぎてるだけだよ」

彼女はその言葉に、ハッとした表情。

子どもに怒るたび、

「こんな言い方して最低だ」
「また怒ってしまった」

と、自分を責めていたようです。

でも本当は、怒りたいわけじゃなかった。
ただ、余裕がなかっただけ。

「もうこれ以上、がんばれない…」

心がそうサインを出していただけなのです。

子どもは「正しさ」ではなく
「気持ち」で食べている

大人のように、

「時間だから」
「お腹が空いたから」

そんな理由で行動しているわけではない。

子どもは、まだ感情と行動が直結している。

・さっきまで遊んでいた楽しさが残っている
・ママと話しながら食べたい
・なんとなくスプーンで触ってみたい

“今この瞬間”に、世界のすべてがある。

一方で、大人は

「時間で動くことが正しい」
「ちゃんと食べさせるのが親の役目」

そう信じている。

このズレが、イライラの正体なのです。

怒鳴らなくて済むようになった、
たった一つの工夫

わたしが実践して、
驚くほど効果があった方法があります。

『同じ量のご飯を、大きなお皿に少なく盛る』

たったこれだけ。

量は同じなのに、見た目は少なく感じる。

すると子どもは、
「もうこれだけ?」と感じやすくなり、
自然と食べ進めることがあります。

大人でも、
見た目に影響されることはありますよね。

これはしつけではありません。

親がイライラしないための、
環境の整え方です。

怒らずに済むなら、それでいい。
完璧じゃなくていい。

また怒ってしまった日こそ、
思い出してほしいこと

もし今日も、
「早くして!」と言ってしまったなら。

そのあとで、自己嫌悪になってしまったなら。

大丈夫です。

それはあなたが、

「ちゃんと育てたい」
「大切にしたい」

そう思っている証拠です。

本当にどうでもよかったら、
イライラすらしません。

あなたのイライラは、
愛情と責任感があるからこそ、
生まれているのです。

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