落ち込む夜、頭だけが止まらない

スマホを置く、という選択

「あぁ…眠れない」

布団に入っているのに寝付けない。
部屋は静かなのに、頭の中だけが騒がしい。

「あの言い方、まずかったかな」
「嫌われたかもしれない」
「もっと上手くできたはずだ」

もう終わった出来事なのに、
同じ場面が何度も再生される。

気分の落ち込みだけが、
胸の奥にずっと残る。

こういう夜、ありますよね。

失敗を引きずってしまうことも、
理由のはっきりしない不安に襲われることも。

それは、感情のある人間である証です。

ただ…
辛いときほど、
私たちは固まりやすいのです。

対処法の前に、まず自分の状態を見る

忘れる。
逆を考える。
アロマを嗅ぐ。
香をたく。
寝る。

ストレス対処法はいろいろあります。

どれが正解というわけでもない。
効くものは人によって違う。

だからこそ、一度だけ。
方法ではなく、“自分の状態”を見てみて下さい。

辛いときのあなたは、
どんな姿勢をしていますか。
呼吸は浅くなっていませんか。

気持ちをどうにかしようとする前に、
まずは「今の自分」に気づくだけでいいのです。

体は止まって、頭だけが動いている

背中が丸まっている。
呼吸が浅い。
視線は天井か、スマホの光。

体は布団に沈んだまま。
でも頭だけが、忙しい。

答えの出ない「自分一人会議」が始まる。

いわゆる「考えすぎる」というより、
前に進んでいるのではなく、
同じ場所をぐるぐる回っている感覚に近い。

だから、どれだけ時間が過ぎても、
疲れだけが残るのです。

電気を消したあとに始まるもの

たとえば、こんな夜。

仕事でちょっとしたミスをした日。
大きな問題ではない。でも、気になる。

帰宅して、お風呂に入って、布団に入る。
電気を消した瞬間、思い出す。

「あそこで確認すればよかった」
「相手、怒ってたかな」
「評価下がったかも」

気づけば30分。

無意識に、スマホを手に取る。
暗い部屋に、画面の白い光。

SNSを開く。
誰かの楽しそうな投稿。
別の誰かの成功報告。

なぜか、余計に落ち込む。

こうした気分の落ち込みは、
静かに長引いていきます。

動画を流す。
次の動画。
次…また次…

スマホ依存症というわけではないけれど、
落ち込んでいるときほど画面に逃げやすくなる。

そして、

「明日起きられるかな」
「また仕事でミスしたらどうしよう」

体はずっと横になったまま。
でも頭だけは、止まらない。

ここで、「前向きに考えよう」としても難しい。

なぜなら、状態が変わっていないからです。

順番を変えるだけでいい

この夜に必要なのは、
立派な言葉でも、完璧な答えでもない。

とりあえず、体を少し動かす。

スマホを枕元から離す。
立ち上がる。
キッチンに行って水を飲む。
洗面所で顔を洗う。

水を飲むと、喉の感覚が戻る。
顔を洗うと、冷たさで少し目が覚める。
立っているだけで、呼吸が変わる。

頭の回転が、ほんの少し落ちる。

問題は解決していない。
でも、ぐるぐるの勢いは弱まる。

それだけで十分なんです。

動いたあとに、選べばいい

少し落ち着いたら、

・3分だけ体を使う作業をする
・極端な結論を半分にする
・好きな香りをひと呼吸吸い込む
・今日は結論を出さないと決めて眠る

どれを選んでもいい。

大事なのは、
止まったまま考え続けないこと』
です。

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