子どもに数学を聞かれるのがつらい親へ

社会人の学び直しで見つかる
勉強のコツ

「ねぇ、ここ教えて」

子どもがノートを開いて、そう言う。
問題を見ると、中学数学。連立方程式。

見覚えはある。
確かに昔、学校で習った内容だ。

だから少し考えれば説明できる…はず。
そう思って式を見つめてみる。

けれど、
「えっと…どうやるんだっけ?」
頭の中で計算の流れがつながらない。

公式の形はなんとなく思い出せても、
その公式をどの順番で使えば
答えにたどり着くのかが分からない。

しばらく考えているうちに、
あることに気づく。

「これは…説明できない!」

でも、子どもは答えを待っている。
それなのに言葉が出てこない。

結局こう言ってしまう。

「先生に聞いてみよっか!」

言ったあとで、自分でも分かる。
多分…子どもにバレてる。

誰にも言いにくい本音

こういう気持ちは、なかなか人に言えません。

『子どもの勉強が分からない』

そう口にしてしまうと、
自分の価値まで低く見られそうで、
怖いからです。

心の奥には、こんな思いが残ります。

・親として、情けない
・自分は頭が悪いのではないかと不安になる
・子どもの頃にもっと勉強しておけばよかった

表面の悩みは「数学が分からない」です。

でも本当につらいのは、
分からない自分を責めてしまうことです。

数学が苦手な人ほど、勘違いしている

多くの人は、
連立方程式や関数でつまずいたと思っています。

けれど実際には、
もっと前の段階から
少しずつ苦しくなっていることが多いのです。

数学は積み重ねの教科です。

足し算と引き算が土台にあり、
その上に掛け算と割り算が乗り、
さらに分数や小数が重なっていく。

土台のどこかが曖昧なまま進むと、
中学数学に入ったとき急に
「何をしているのか分からない」に変わります。

つまり、
数学が苦手なのは才能の問題ではありません。

途中で抜けた部分を、
そのままにしてきただけなのです。

つまずきの正体は、中学数学ではない

数学に強い苦手意識がある人ほど、
自分を大きく否定しています。

でも原因をたどると、
中学内容そのものではなく、
もっと基本のところで引っかかっていることが
少なくありません。

特に見直したいのは次の“3つ”です。

・掛け算と割り算の感覚
・分数や小数の意味
・計算の順序

ここが曖昧だと、
方程式は「考えれば分かるもの」ではなく、
「なんとなく処理するもの」になってしまう。

数学は難しい計算式の暗記ではなく、
足し算と引き算から積み上がる仕組みです。

社会人基礎力の中でも、
数字を理解する力は
意外と仕事の土台になっています。

解決の入口は、意外なくらい地味です

では、どうすればいいのか。

答えは拍子抜けするほどシンプルです。

『小学3年生の算数に戻ること』

難しい参考書を買い直す必要はありません。
まずは小学生向けの薄いドリルで十分です。

足し算、引き算、掛け算、割り算を順に見直す。

方程式も実は、
「左右のバランスをそろえる計算式」
というだけの話です。

天秤をまっすぐに戻すように、
左右を同じように動かしていくだけなのです。

これがあると
「あ、数学ってそういうことか」
という小さな気づきが生まれます。

すると、
止まっていた理解が
少しずつ動き始めます。

遠回りに見えるかもしれません。

でも実は、
それがいちばん早い戻り方です。

読んで終わりにしないために、
今日やること

① 小3〜小4の算数ドリルを1冊用意する

薄くて、答え合わせしやすいもので大丈夫です。

② 1日10分だけやる

長時間やるより、
止まらないことのほうが大事です。

③ 正解より「意味が分かるか」を優先する

答えが合っていても、
説明できなければ戻る価値があります。

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子どもに数学を聞かれて
戸惑った経験がある親なら、
一度はこう聞かれたこともあるのでは?

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

この問いにうまく答えられず、
言葉に詰まってしまったことがある人も
少なくありません。

勉強の意味をどう伝えるかは、
子どもの将来や自立にも関わる大切なテーマ。

親はどう答えればいいのでしょうか?
そのヒントがここにあります。